「忌明け挨拶状」は、ご会葬いただいた方の中で特にお世話になった方やご親戚、香典、供花、弔電などのご芳志をいただいた方に、
無事に忌明けを迎えたことのお知らせとともに、弔意への御礼を改めて示すための手紙です。
一般的には、香典返しのお品に添えてお送りしますが、香典をいただかれていない場合は挨拶状だけ送っても全く問題ございません。
弔意への御礼の最後の機会となりますので、「送っておけば良かった…」と後悔なきようご注意ください。
「神式」「キリスト教」「無宗教」で葬儀をされた方
神式では、忌明けにあたる「五十日祭」にあわせて挨拶状を送ります。
また、キリスト教では追悼儀礼としての法要行事はありませんが、月の命日や50日目などに「追悼ミサ(カトリック)」「召天記念式(プロテスタント)」をおこない、
挨拶状を送るケースが多いようです。
無宗教で葬儀をされた方はとくに決まりはありませんが、挨拶状の準備が出来次第送られる方が多いようです。
仏教ではご逝去から四十九日間を「中陰」と言います。
中陰の間は七日ごとに閻魔大王による裁きが行なわれ、極楽浄土に行けるかどうかの最後の裁定が四十九目にされると言われており、
この日が忌明けになります。
そして遺族は故人が極楽浄土に行けるようにと、七日ごとの裁きに合せ法要を営み故人の冥福を祈ります。